お知らせ

下水道施設を活用したデマンドレスポンスによる容量市場への参加について
~守谷浄化センターのデマンドレスポンスの試行に係るアグリケーション業務の実施事業者に選定~

2024年03月12日
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2024年3月12日
東部ガス株式会社



 東部ガス株式会社(社長:穴水 一行、以下「東部ガス」)は、このたび、守谷市(市長:松丸 修久)および東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)との「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」*1に基づき、守谷浄化センターの設備を活用したデマンドレスポンス*2(以下「DR」)の試行に係るアグリゲーション業務(以下「本業務」)の実施事業者に選定されました。
 なお、東部ガス・守谷市・東京ガスの三者が協力して事前に実施した実証実験では、DR容量の算定とDR対応可能性の検証を行いました。


【守谷市浄化センターにおけるデマンドレスポンスの概要】
      

項目 内容
目的 容量市場への調整力提供による電力需給逼迫の改善への貢献
内容 2026年度容量市場への参加
対象施設 守谷市浄化センター(下水道施設)
役割 守谷市:守谷市浄化センターの汚水ポンプ等を活用したDR対応・施設運用の実行
東京ガス: 2026年度容量市場*3 参入への実効性テスト*4 、実需給への調整力提供のアグリゲーション業務、その他DR実施に関する支援等
東部ガス:DRアグリゲーション業務に関する補佐等
連携協定の
該当事項
4.エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関する事項

 上下水道施設は、全国に3,000を超える事業所があり、有望な分散型エネルギーリソースでありながら、DRに取り組み始めている施設はまだ少数です。このような中、電力需給逼迫の改善に貢献し、脱炭素社会の実現に寄与するため、浄化センターの活用を目指す守谷市の取り組みを東部ガス及び東京ガスが支援します。


*1:守谷市における「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」を締結(2022年3月30日発表) 
*2:消費者が生産設備や自家用発電機などを制御・活用することで、電力需要を変化させて需要と供給のバランスをとること。 
*3:将来にわたる日本全体の供給力(kW)を効率的に確保する市場。発電所の建設が適切なタイミングで行われることで将来の供給力を予め確保すること、供給力の確保による電力取引市場価格の安定化を実現し、電気事業者の安定した事業運営や電気料金の安定化などの消費者メリットをもたらすことを目的に開設。
*4:電力広域的運営推進機関が発動指令時の応動性を事前に確認する目的で、お客さまの発電設備等が、契約容量以上の供給力を提供できることを確認するために行うもの。実需給年度の2年度前の夏季(7~9月)または冬季(12~2月)に行われる。 

 


<参考:包括連携協定イメージ図>




<参考:連携事項>
1. カーボンニュートラルに向けた取組に関する事項
2. エネルギーの地産地消に関する事項
3. 低炭素エネルギーの市域への普及に関する事項
4. エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関する事項
5. 地域の防災機能強化等のレジリエンス強化に関する事項
6. 地域の目線で新しい価値や営みを創る価値共創に関する事項
7. 学校等における環境教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
8. 各種取組における専門的人材による支援に関する事項
9. グリーンインフラに関する事項
10. 守谷市の魅力等の情報発信に関する事項
11. その他カーボンニュートラルのまちづくり推進及び市民サービスの向上に関する事項

 

以上

 

【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
東部ガス(株) エネルギー営業グループ
Tel:03-3662-4602