省CO2・省力化・省エネルギー
ガスボイラで省CO2 が実現できます
ガスボイラは、燃焼効率が高く負荷に応じた高効率な運転により、従来の油ボイラに比べて省エネルギー性に優れています。
また、ススによるボイラ効率の低下もないため、CO2 排出量も軽減できます。
さらに、都市ガスは低温腐食の原因となる硫黄をほとんど含まないため、エコノマイザーでの十分な廃熱回収が可能です。
ボイラの種類 提供:川重冷熱工業株式会社
水管ボイラ
上部と下部のドラムを多数の水管でつないだ構造のボイラです。
燃焼ガスで水管を温めることにより蒸気を発生させます。
高圧で大容量の蒸気をつくり出すことができ、起動特性に優れています。
耐久性が高く点検が容易で扱いやすいという特徴もあります。
貫流ボイラ
管によって構成され、管の一方から水を送り込み、もう一方から蒸気を取り出す構造のボイラです。
保有水量が少なく、早く蒸気を発生させることができます。また、コンパクトなため、ボイラの設置スペースは少なくて済みます。
廃熱ボイラ
ガスタービン・ガスエンジン発電設備の排ガスの熱を利用して蒸気を発生させるボイラです。
給水を加熱するエコノマイザー、水を蒸発させる蒸発器、蒸気と水を分離するドラム加熱器、給水予熱器の4 つの主要部分で構成されています。
炉筒煙管ボイラ
円筒形をした構造のボイラです。
水を満たした筒にいくつも煙管を設け、その煙管の中に、燃焼室の燃焼ガスを通すことで、水を熱します。
保有水量が多く、中容量・低圧の蒸気をつくることが多く、負荷変動による圧力および水位の変動が少ないボイラです。
耐久性が高く点検が容易扱いやすいという特徴もあります。
CO2 削減に関する都市ガスボイラの効果
高効率燃焼で排ガスがクリーンなガスボイラ
1. ガスは燃焼率が良いため、定期性空気比で効率アップ
2. ススが発生しないため、ボイラ効率の低下を抑えられる。
3. 低温度までしっかり排熱回収して、さらに効率アップ
4. 効率が良いから燃料費やCO₂排出量を軽減できる
管理負担が軽減できます~省力化~
ガスボイラは(小型貫流ボイラ)は、起動・停止がワンタッチで操作でき、特別な資格が必要ありません。
ボイラマンの管理・点検にかかる時間が軽減でき、作業効率も上がります。
スチームの有効活用により省エネルギー化が可能です
ドレンの保有熱の再利用(フラッシュ蒸気の回収)、蒸気配管の保温などを行うことで、ボイラ運転で発生する様々なロスを無くしCO2 の低減燃料の削減といった省エネルギーにつながります。
また、蒸気使用量の見える化によりボイラの最適な稼働状況を見つけ出します。
高温のドレン水は、大切な資源です! ※提供:三浦工業株式会社