原料費調整制度とは
都市ガスの原料費は、為替レートや原油価格の影響により変動します。原料であるLNG(液化天然ガス)およびLPG(液化石油ガス)の価格変動額を毎月のガス料金に適切に反映させる制度です。
弊社は、原料価格を速やかにガス料金に反映させることによって、ガス料金の透明性を高めるために原料費調整制度を導入しています。
ガス料金の計算方法
毎月の単位料金(1㎥あたりの単価)を調整する制度で、算定した平均原料価格が基準平均原料価格に対して一定幅をこえて上昇あるいは低下した場合に、その幅に応じて変動します。
単位料金の調整方法
毎月の単位料金は、下記1~4の手順で調整しています。
1. 平均原料価格の算出
貿易統計値を基に、LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)の3ヵ月間の平均価格を確認し、下記の式に当てはめて「平均原料価格」を算出します。(10円未満の端数は四捨五入します。)
平均原料価格
=卸購入ガス平均価格(円/トン)×0.5930
+LNG平均価格(円/トン)×0.4021
+LPG平均価格(円/トン)×0.0053
※平均原料価格算定期間とガス料金へ反映される時期(適用期間)は下記のとおりとなります。
2. 原料価格変動額の算出
次に平均原料価格と基準となる「基準平均原料価格」との差額「原料価格変動額」を算出します。(100円未満の端数は切り捨てします。)
※基準平均原料価格は2013年8月~10月の平均価格を基に算定しています。
平均原料価格が基準平均原料価格以上の場合
平均原料価格-基準平均原料価格=原料価格変動額
平均原料価格が基準平均原料価格未満の場合
基準平均原料価格-平均原料価格=原料価格変動額
3. 単位料金調整額の算出
算出した原料価格変動額を下の式に当てはめ、「単位料金調整額」を算出します。
※小数点第3位以下の端数は切捨てします。
単位料金調整額=0.085円/㎥×原料価格変動額/100円×(1+消費税率)
4.適用する単位料金の算出
「基準単位料金」に、「単位料金調整額」を加算または減算し、適用する単位料金を算定します。(小数点第3位以下の端数は切捨てします。)
平均原料価格が基準平均原料価格以上の場合
基準単位料金+単位料金調整額=実際に適用される単位料金
平均原料価格が基準平均原料価格未満の場合
基準単位料金-単位料金調整額=実際に適用される単位料金
適用される単位料金のお知らせ
お客さまへ適用する単位料金については、適用前月の検針票等であらかじめお知らせいたします。
なお、単位料金の算定基礎となる原料価格は、ホームページ及び東部ガスの店頭に掲示いたします。