2025年5月15日 いわき市森林組合 福島県森林組合連合会 全国森林組合連合会 東部ガス株式会社 常磐共同ガス株式会社 農林中央金庫 いわき商工会議所 いわき市
福島県いわき市における「カーボンニュートラル・ふくしまいわき森(もり)守(もり)プロジェクト」に関する連携協定の締結について
いわき市森林組合、福島県森林組合連合会、全国森林組合連合会、東部ガス株式会社、常磐共同ガス株式会社、農林中央金庫、いわき商工会議所およびいわき市は、2025年5月15日付で「カーボンニュートラル・ふくしまいわき森(もり)守(もり)プロジェクト」に関する連携協定（以下「本協定」）を締結いたしましたのでお知らせいたします。 本協定は、林業、産業、行政が連携した森林由来のカーボンクレジットの創出を軸とした取組みによって、市域面積の約70％が森林である「森林都市」いわき市の森林資源保全に貢献することを目的としております。本協定を通じ、森林由来のカーボンクレジット付製品の販売や、森林保全をテーマとしたイベントの企画を展開することで、市民の皆さまに、カーボンニュートラルや森林資源の重要性に触れていただく機会を提供し、いわき市が目指す2050年までの脱炭素社会の実現を後押ししてまいります。
（組織概要） いわき市森林組合、福島県森林組合連合会、全国森林組合連合会 森林組合系統（JForestグループ）では、2021年10月に開催した第29回全国森林組合大会において、新たな運動方針「JForestビジョン2030」を決議いたしました。当運動では「地域森林の適切な利用・保全と林業経営のさらなる発展に向けて」をスローガンに、地域の森林整備の主たる担い手として、適切な森林の利用・保全を通し、森林の持つ公益的機能の維持・増進を図り、SDGｓの達成に貢献していくこととしております。 本協定において得られたクレジット収益は、持続可能な森林活動を行うための原資として還元を行ってまいります。 東部ガス株式会社 東部ガス株式会社では、秋田県、福島県、茨城県において「地域で一番信頼される会社」を企業理念に掲げ、都市ガス事業以外の事業にも多々取組んでおります。また、「安心・安全」「環境」「地域」「働き方と健康」の4項目を柱とし、社会課題の解決に向けた取組みを進めております。 常磐共同ガス株式会社 常磐共同ガス株式会社では、「お客様第一主義」、「凡事徹底」を経営理念と社是とし、お客様に信頼され続ける会社を目指しております。また、コロナ禍以降はデジタル化や脱炭素化に向けた取組みも積極的に行っています。 農林中央金庫 農林中央金庫では、「持てるすべてを「いのち」に向けて。～ステークホルダーのみなさまとともに、農林水産業をはぐくみ、豊かな食とくらしの未来をつくり、持続可能な地球環境に貢献していきます～」をパーパス（私たちの存在意義）として定めております。農林水産業の協同組合を基盤とする金融機関として、持続可能な農林水産業や地域社会の実現に取組んでまいります。 本協定においては、関係各社とのハブとなり、プロジェクトのファシリテートや全体管理等を担います。 いわき商工会議所 いわき商工会議所では、「いわきカーボンニュートラル推進に係わる検討会」にて提言書をまとめ、いわき市に提出しております。 提言書では、福島高専など高等教育機関等における産業人財育成、経済活動と地球環境保護の両立を図る観点から森林系Jクレジット推進を主な柱として掲げており、その後はカーボンニュートラル共同講座の実施、企業コンソーシアムの組成など民間主導の動きが加速し、積極的な事業展開が図られております。 Jクレジット推進は、昨今の自然災害が頻発するなか、「森林サイクル」を発展させながらCO2の吸収源である森林資源と地域社会の持続可能な好循環を目指した取組みであり、関係機関、行政の方々と連携しながら、企業、市民の皆様にはカーボンニュートラルをご理解頂けるよう啓蒙普及に努めてまいります。 いわき市 いわき市では、いわき市脱炭素社会推進パートナーシップ会議における「いわき市カーボンニュートラル宣言」を踏まえ、2050年までの脱炭素社会への実現に向けて市民、行政、事業者および各種団体が連携、協働しカーボンニュートラル推進に取組んでまいります。 本協定においては、プロジェクトの広報活動の支援や、脱炭素化社会に向けた取組みの啓蒙といった役割を担います。
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